こんにちは。春日原駅前歯科医院の鈴木です。今回は、歯周病についてお話しますが、以前のブログで書いている内容とは違いますので、雑学的にも読んで見てください。
春日原駅前歯科医院では、インプラント治療と共に力を入れているのが歯周病治療です。
医院長の博士号が歯周病に関する研究というのもありますが、歯周病がもたらす影響が多くの病気の引き金になっていることも多いからです。
では、歯周病が原因となる病気って何だと思いますか?
1・脳卒中・心臓病(心筋梗塞・狭心症等)
歯周病になり歯周病菌が歯肉から血管に入り心臓に辿り着くと、心臓内部で炎症をおこしたり、プラークを形成して血管を細くしたりします。その結果、重大な心疾患や脳卒中となる事があるため気を付けなければなりません。


2・糖尿病
歯周病になると体の免疫反応に伴いCRP(血清タンパク)やサイトカインが血中に入り込みます。その結果インスリンが作用しにくくなり糖尿病が悪化したり、糖尿病の原因となります。
3・肺炎
歯周病菌やサイトカインが唾液に混じると喉から気管支の粘膜が炎症を起こし、気管支炎の原因となり、その炎症が他の病原菌の助けとなり肺炎を引き起こしたりします。

病気以外にも女性では早産の危険に繋がるという研究もあり、37週未満の早産となる危険があります。
最近では、メタボの原因にも関係があると言われています。
この様に歯周病は、虫歯や歯槽膿漏の原因だけでなく様々な病気の原因ともなっていますので、歯周病の治療だけでなく歯周病予防も大事なのです。
特に、歯周病が悪化すると歯周病菌そのものだけでなく、歯周病菌が出す毒素、CRPやサイトカインも量が増えてきますので、体に及ぼす影響も大きくなります。

歯周病は、腫れて痛みが酷くなるまでは、血が出る位の感覚ですが、歯を磨いたときに血が出たり歯茎が腫れた時は、直ぐに歯医者に相談することをおススメします。
自慢ではありませんが、ヨーロッパではその機材が無いと歯周病治療を謳ってはならないという機材も当院にはありますので、お気軽にご相談ください。